弟を連れて都内のメキシコ料理店に来ています。
店内ではスペイン語が飛び交い、また、食事をしながらマリアッチの演奏が楽しめるので、まるでメキシコのお店に来ているかのようです。
弟が言うには、7人編成以上の楽団をマリアッチと呼ぶそうで、このお店のように1人で演奏しているのは、単なる「流しのおっちゃん」なんだそうです。
おっちゃんがテーブルにやってきて、みなさんもご存知の「ボラーレ」や「バンボレオ」を歌い始めました。(これらの曲を歌っているジプシーキングスというバンドは、フランスのアーティストなんですけど・・・)
弟はスペイン語が話せるので、おっちゃんと何やら会話をしていて、どうやら来週TVに出演するらしく、そこそこ有名らしいとのこと。
私には彼らが何を話しているのかさっぱり解らないので、その間このおっちゃんに支払われるギャラについて考えてみます。
今年の4月の消費税の改正で、
「国外事業者が国内において行う芸能・スポーツ等の役務の提供について、その取引に係る消費税の納税義務を、役務の提供を行う事業者から、役務の提供を受ける事業者に転換する」リバースチャージ方式なるものが導入されました。
つまり、おっちゃんのような外国人タレントに支払うギャラは、消費税を差し引いて支払うことになり、消費税の申告・納税はお店側が行うことになります。イメージとしては、給与の源泉徴収に似ています。
ただ当分の間は、経過措置により一般課税で課税売上割合が95%未満である事業者のみ適用されるようですが、今後イベントなどで外国人タレントに出演を依頼する事業者の方はご注意ください。
では、アディオス!
(T.Y)