60~65歳を超えても「シニアとは呼ばれたくない」というのが多くの男性の本音である。とはいえ、生活も遊びもなるべく安価にあげて、配偶者と共に家計を切り詰めて無難に過ごしたい。でも仕事は続けたい...。この各要素がほどよくブレンドされた商品やサービスがシニア消費と言われるマーケットを支えている。
そのキーワードは、アンチェイジング(若さ)でさりげなく自尊心をくすぐり、エルダー(熟練者)と呼んでもあまり喜ばれない。売り手側は消費者に5歳くらい若返ったような錯覚を魅力的な商品やサービスで満足させる商品開発がポイント。
今では「高齢者は65歳以上」との線引きは時代遅れで、平均寿命も80年時代である。今年は団塊世代(1947~1949年)の最も早い世代の1947年(昭和22年)生まれが65歳に達する。
専門家や識者はこの層に対して「お金も時間もゆとりのあるシニアを中心に消費活動が活発化する」と太鼓判を押すが、過去に消費に大きく貢献した証はない。総務省の「家計調査」によると、国内の貯蓄額全体の約6割が60歳以上の世帯主で占めている。住宅ローンなど大型ローンの返済も終え、負債残高も少ない。
今後、60歳台を現役世代並に位置付ける仕組みを作り、弱者の枠から外し、支える側に立つ評価こそ、消費喚起の原動力となろう。新団塊族はライフスタイルを確立する途中ともいわれるから、これも動機付けとなろう。
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