そのとき昔の記憶がよみがえりました。子供たちがまだ幼稚園生の頃、千葉に住んでいて近くにある桃畑のオーナーの外山さんがカブトムシ狩りに誘って くれたこと。子供たちが小学生の頃、名古屋に住んでいてご近所の堀部さんが東山動物園の近くにカブトムシ狩りに連れって行ってくれたこと。今夜久しぶりに 帰ってくる子供にこのカブトムシを見せましょう。きっと喜ぶでしょう。
早速こわごわ捕獲してバケツに入れ、紙をかぶせて穴をポツポツ開けました。餌は、とりあえず冷蔵庫にあるマンゴー。湘南生まれの彼はマンゴーを受け入れてくれるか心配しながら。

夜帰宅した息子(30過ぎ)は果たして母の気持ちを汲んで嬉しそうにしたものの、逃がしてやろうということになりました。カブトムシ君はマンゴーがお気に 召した様子で、種がすっかりきれいになるまで何時間もベランダのベンチで種にしがみついていました。その姿はまるでボディボードに乗っているようでした。 そして深夜どこかに飛んで行きました。
ところがなんと翌日、彼はまた姿を現しました。今度の餌はメロン。メロンの皮にしがみつく彼はまるでロングボードに乗っているようでした。結局3日間我が家のベランダでフルーツサーフィンを楽しんでいました。

(KA)
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