
国の発表では30年以内に大地震が起こる確率は首都圏直下地震が70%、南海トラフ巨大地震(東海・東南海・南海地震)がそれぞれ88%、70%、60%と言われています。3.11以降急激に今迄発表されていなかった事実が明らかになり、人々の不安をかきたてています。
藤沢市は海に面しており、大津波の懸念もあることから、7月初めに「津波対策防災訓練」が行なわれました。10mの津波が押し寄せたら藤沢駅まで浸水するなどと言われ、我が町内会でももっぱら役員会議の議題は「防災対策」一辺倒で、防災部長さんはてんてこ舞いです。町のあちこちの電柱には『ここの地盤は海抜○○m』という板が巻かれています。地震の時はむやみに外へ出てはいけない、でも津波が来たらなにしろ急いで徒歩で高い所に逃げなさいということです。
我が家の場合は高い所と言われれば、海の方に向かって5分程の高台の住宅地なのですが、海の方に向かうというのも心理的に不安です。実際事が起こったらどんなにパニックになるだろう?「備えあれば憂いなし」という言葉も何だか通用しないような、恐ろしいデータです。
友人の中には「ここまで生きたからもういいわ」と言う人もいます。私も若干同調しています。皆さんはいかがですか?
(S.T)