とある2月の土曜日、ベランダに出て花に水をあげようとしたら、あれ?昨日まできれいに咲いていたはずの寄せ植えの花の一つ(ジュリアン)が一つ残らず枯れていました。
おかしいなぁとよく見てみたら枯れたのではなく、鋭利な刃物で切り取られた様でした。誰が...
次の日娘と食後のんびり窓の外を眺めていると、目の前に1羽の鳥が降りてきて、ベランダの柵に止まりました。めずらしいなヒヨドリか...と、目の前でいきなりビオラの花をむしゃむしゃ食べ始めました。あ...君か...
ベランダがすっかり寂しくなってしまったので、懲りもせず、数日後またジュリアンなどを寄せ植えにしました。ピンクのかわいい花達です。しかし...仕事から帰りベランダに出てみると...やはり...息子に話すと「あ~さっき2羽ヒヨドリが来てピンクの花のところにとまっていたよ」2羽ね...やはり...君達だったのね。
この冬は寒い日が続き、山の中にすっかり食べ物がなくなってしまったのでしょうか。
それでも、最初に食べられてしまったジュリアンにもまた赤紫の花がつき始めました。
鳥たちも春の訪れを待っているでしょう。
春はもうすぐそこまできています。

(T.H)