新穂高温泉からロープウェイに乗り、1時間程歩いたところにある山小屋で宿泊をしました。この日は山小屋が混雑していて、1.5人で1枚の布団でした。

同行した友人がテント泊だったので、初めて山小屋に1人で宿泊しました。
当初は不安でしたが、隣の布団が単独登山の同年代の女性であったり、単独登山者が集まったテーブルで夕食を頂いたため、たまたま居合わせた登山の先輩から、落石に遭遇しかけた話や天気の話、熊の出没した話・・・等の興味深い話を聞き、楽しい出会いになりました。さすがは北アルプス。全国から登山者が来ていました。
山小屋から見た夕日も美しく、星空も東京近郊とは比べ物にならない無数の星を見ることが出来ました。

翌日は山頂を目指す予定でした。しかし、あいにくの雨であり、ガスが覆って、穂高連峰の美しい山並みを眺めることは出来ませんでした。
11峰からなる『西穂高岳』ですが、雨で滑り易いので、主峰登頂をあきらめ、11峰のうち最手前の峰『西穂高岳独標』まで登り、引き返しました。

天気に恵まれないのは残念でしたが、山小屋での素敵な出会いがあったり美しい星空を眺められたりと、印象深い山旅になりました。
(M.K)