近年海外サッカー日本人選手の活躍が頻繫に伝えられるてくるようになりました。毎回こういう報道に接したり動画に触れたりする度に喜びとともに、ある思いに浸ります。それは、こんな簡単に実際のプレー動画を観ることができるという驚きです。
そもそも、自分が小学生の時にはサッカーを映像で目にする機会が極めて限られておりました。元旦に行われる天皇杯、高校サッカーそしてトヨタカップ(正式にはインターコンチネンタルカップ。現在はFIFAクラブワールドカップに吸収。)、あとはTV東京のダイヤモンドサッカーくらいでしょうか。ましてや海外のサッカーなぞは専門雑誌で想像を膨らませながら読むしかありませんでした。
そんな中行われたのが1986年に行われたメキシコW杯。当然全試合無料放送を行う放送局などあろうはずがありません。それでも何試合かはTVで放映されました。このタイミングで我が家では最新のビデオデッキが備え付けられたと記憶しております。放送は深夜ですから生では観れません。その録画映像をそれはもう食い入るように観てました。アルゼンチンのマラドーナを筆頭に、フランスのプラティニ、ドイツのルンメニゲ、ブラジルのジーコ、まさにテープが擦り切れるくらいに。
そういう時代を経ての今ですから。まさに隔世の感ありですね。W杯全試合観れる時代が来るなんて夢にだにしておりませんでした。今の子たちは羨ましい。世界の一流のプレーを手軽に観れるなんて。こうした映像を観ている子たちが増えれば、いつか日本もW杯で最高の「ブラボー!!」となる日が来るかもしれません。
(R.S)