年に数回、愛知県を訪れることがあるのですが、そのたびに名古屋の食について驚かされます。
なかでも喫茶店のモーニング。私の主観ではありますが、喫茶店のモーニングセットは主としてトースト等があり、そこにセットでドリンクが付いてくる。基本はセットとしての販売であり、セット価格にて提供されるものだと認識していました。
しかし、名古屋のモーニングはドリンクを頼むと、そこにトーストやサンドウィッチ等が付いてくる。あくまで主はドリンクであり、ドリンクの価格のみでトースト等が提供される。しかも量もそこそこ多い。職業柄、採算が取れているのか聞きたくなってしまいます。
その他にも天むす・手羽先・あんかけスパや味噌カツなど名物はたくさんありますが、私が特に好きなのが「キッチン欧味」さんのジャンボエビフライ。その名の通り25cmのジャンボなエビフライ。さらにその上をいく30cmのジャンボジャンボエビフライ。
私はこの豪快な姿に度肝を抜かされました。プリップリの食感、その大きさに反して決して大味ではなくご飯がすすみます。
しかし、また考えてしまう。これだけ細長い海老がいるのか・・いや、これは海老を二匹分つなぎ合わせているのでは・・そうなると多少のロスが出てしまうのではないか・・食べながらいろいろ考えたが、メニューを見て納得する。
この店のメニューには「エビせん」があったのだ。つまり、切り取った頭や尻尾、そこに付随するわずかな身もエビせんの材料として再利用。
素材を決して無駄にしない姿勢に感動しながら美味しくエビフライを食しました。
(S.T)