最近は、新聞等で暗号資産(仮想通貨)の記事が目立ちますが、その中で興味深かったものを紹介したいと思います。
「暗号資産XRP保有者に対し、sparkトークンの配布」
12/12(土)の日本時間9:00に、暗号資産XRPの保有者に対し、sparkトークンの配布に伴うスナップショット(権利確定)が実施されました。XRPとは、ビットコインのような暗号資産の一つです。来年以降、上記日時のXRP保有者に対し、新しいコインの配布が予定されています。(便宜的に、ここでは「新しいコイン」という表現を使用します)
この新しいコインの受取方法はいくつかありますが、多くの方は、一番シンプルな「国内取引所で受取る方法」を選択したのではないでしょうか。しかし、これには一定の条件があり、対象となる国内取引所で受取る場合、2022年6月までに、配布予定の新しいコインが金融庁等に上場承認されなければ受取はできないことになっています。海外では配布が確約されている取引所もあるなかで、国内取引所は今後どのような方針を示すのでしょうか。
話は少し変わりますが、初めて、暗号資産が決済手段として利用されたのは、2010年にピザ2枚とビットコイン10,000枚を交換したことだと言われています。それから10年後の現在、12月17日の日経新聞には、1枚のビットコインが初めて2万ドルまで上昇したという記事が掲載されています。
さすがに今から10年後は想像もつきませんが、通貨の信用力や私たちの利用する決済手段が、どのように変化していくのか注目していきたいと思います。
(E.Y)