選挙は終わり、駅前には日常が戻ってきました。
さて、今回は選挙を題材とした小説を紹介します。
「本日は、お日柄もよく」原田マハ著 徳間文庫
披露宴の最中、退屈なスピーチで居眠りをしてしまい、目の前のスープに顔を突っ込むシーンから物語は始まります。
主人公の職業はスピーチの原稿作り「スピーチライター」。プロのスピーチライターに弟子入りした主人公は、結婚式の祝辞から政権交代を叫ぶ野党のスピーチライターまで務めることになります。
現実の政治と似ている描写もあり、興味深く読み進めることができますよ。
日本語を好きになれる一冊です。
(E.Y)