「昭和」から確定申告書を作成している身としては、「平成」「令和」と年を経るごとに確定申告の業務効率が上がっているなと感じます。手書きからオフコン、そしてパソコンへとハード面の進歩はもとより、使用するソフトの使い勝手も格段に向上しました。
税務署から送付された用紙にプリンターの印字位置を調整して、担当者が順番待ちして1台のプリンターで印刷していた当時のことを思い出すと、あの頃はつくづく大変だったなと思います。当時は今より担当の件数が少なかったはずなのに、残業時間や休日出勤は、はるかに多かった記憶があります。毎日ヘロヘロになりながら作業して、夕方になるとご用意していただいた残業食を職員一同で進捗状況を確認しつつ、わいわい言いながら食事したのが、今ではとても懐かしい想い出です。
昔から確定申告の業務のことを、税務署や会計事務所では「お祭り」という隠語が使われてきました。言葉の由来は定かではありませんが、感覚的にはなんとなく理解できる気がします。自分自身があと何年「お祭り」に参加できるのかわかりませんが、まだ暫くは「お祭り」を楽しみたいなと思うのは一種の職業病なのでしょうか?
なにはともあれ、TAO税理士法人は今年の「お祭り」も例年通り職員一丸となって無事に終えることができました。
(T.I)