趣味を持って毎日を楽しんでいる人はかっこいいな、と思います。
こう質問されたときに、堂々と好きなことを語ってみたいと思っていたある日の書店で、インパクトのあるタイトルに目を奪われて思わず手にっとったそれは、
「3カ月でマスターするピアノ」
(黄色と黒の表紙のNHKテキストです)
マスターする曲は、なんと、エリック・サティの「ジムノペティ」とショパンの「革命」なんです。
一般的に上級者レベルといわれる曲をたったの3カ月で弾けるようになるとは思えないのですが、テキストによると、豊富な人生経験から合理的に考えて行動できるオトナだからこそ上達が早いのだそうです。
テキストを開くと「今までは指の角度が悪かったり力が入りすぎたりして上手く弾けなかっただけです、決して難しい楽器ではないのです、まずは一歩を踏み出して」とピアノの世界へ誘ってきます。
テキスト、買ってしまいました。
さすがは教育の歴史があるEテレ。
テキストと連動した番組では、最短マスターのための合理的な工夫が盛りだくさんです。
手の動かし方の法則を知ると楽に弾けるようになることや楽譜が簡易版になっていたり、少しハードルを下げた内容になっているので、自分にもできるのではないかと、どんどん錯覚してくるから。
まずはテキストを開いて録画した番組を視聴するところからはじめています。
鍵盤にふれるところまではたどり着けず、趣味の扉が開くまであと少しです。
(R.K)